大人にきびの原因
大人にきびの原因は様々です。これが原因だとハッキリ指摘できるというものではなく、肌を中心とする身体的なものとストレスなどのメンタルなものを含む複合的なものです。それだけにやっかいなものなのですが、主な原因には以下のようなものがあるようです。
ホルモンバランス
ストレスや、女性でしたら生理などの影響で、ホルモン分泌のバランスが乱れる事も、大人にきびの原因になる事があります。
女性にも男性ホルモンが働いているというと驚かれるかもしれませんが、この男性ホルモン、大人にきびの発声に深く関わっています。男性の場合は、睾丸と副腎皮質から分泌されますが、女性の場合は卵巣と副腎皮質から分泌されます。
男性ホルモン(アンドロゲン)は、皮脂腺を発達させる働きがあるので、皮脂の分泌を盛んにさせます。皮脂が増えれば毛穴が詰まりやすくなりますね。さらに、その皮脂を栄養源としているアクネ菌が繁殖しやすくなり、にきびができやすくなるのです。
また、女性ホルモンの一種である黄体ホルモンが増加する時期(排卵から生理までの二週間)は皮脂の分泌量が多くなる為、この時期もにきびができやすくなります。
ストレス
大人にきびができる20代半ばから30代にかけては、ちょうど社会人として職場の人間関係や仕事上の責任、恋愛や失恋などなど、枚挙にいとまがないほどのストレスに満ち溢れています。そうしたストレスを柳に風と受け流して人生を謳歌できる人はよっぽどの人格者か仙人でもない限り無理ですよね。たいていはうまく発散することもできず、自分の中にため込んでしまうという人が多いのでは?
このストレスがにきびを悪化させる一つの原因となっています。ストレスをため込みすぎると体や精神に悪影響があらわれてきます。こうした体調や精神状態の悪化は、ホルモン.バランスを崩す原因となることがあり、にきびにも悪影響を与えてしまいます。
食生活の乱れ
現代人は忙しいですからね、食事にばかり気をつかっていられません。夕食作るの面倒だから外食ね、今日は時間がないからマクド…、これでは体によいはずがありません。
それはとにかくとしても、あまり脂っこい食事ばかりではにきびを悪化させてしまいます。
脂肪分の多い食物に含まれる動物性脂肪は、体内に取り込まれると皮脂分泌の材料となってしまいます。毛穴の皮脂が過剰に分泌されるお肌の状態になりかねません。
やはり体調を整える為にも、にきびを防ぐ為にも、必要な栄養素をバランス良く摂取することが必要なのです。
間違ったスキンケア
大人にきびと言われる年齢は、お年頃とされる年齢ですので、お化粧は欠かせませんね。最近は男性でも化粧をしたりする人があるようですが…。
お化粧がいけないというのではありませんが、その後の洗顔やクレンジング不足は落とすべき化粧品や皮脂を肌に残したままになってしまいます。この状態を続けると毛穴の出口が詰まりやすくなり、皮脂やアクネ菌がたまりやすい環境になってしまいます。毛穴の中までしっかりと洗浄することが大事なのですが、過ぎたるは何とかで、ゴシゴシこすったリするのはやりすぎることもよくありません。
便秘
便秘はにきびと密接な関係にあるといわれます。便秘になると、体の中に老廃物がたまり続けるわけですから、新陳代謝にも影響を与えてしまいます。また、たまり続ける老廃物から活性酸素が漏出し体内を巡ることで肌環境にも悪影響を与え、にきびの原因になってしまいます。
実際には、これらの要因が複雑に絡み合って大人にきびの原因を形作っていますので、私のにきびの原因はこれだ!と確定するのは非常に難しいようです。